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2010-08-30(Mon)
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「日本人のしつけは衰退したか 「教育する家族」のゆくえ」 広田照幸

「新しい時代を拓く心を育てるために」(1998)という、有名な中教審答申がある。サカキバラ事件を発端とした、心の教育ブームの火付け役である。
この答申では、日本の現状は「家庭の教育力が低下してきている」「父親の存在が家庭になくなってきている」「家庭のしつけが衰退している」状態であるという。
世論調査でも、こうした現状認識がされているようである。
少年事件が起きると、学者・文化人・コメンテータが常識のようにマスコミで語るイメージである。

しかし、こうしたイメージは正しいのだろうか。
本書は、これらの命題を問い直すことを目的としている。

「当然だ。常識だ」とされている前提を疑ってみる、という習慣をつけたいと思う。
どうして「青少年の凶悪犯罪の増加している」と思われているのか。
テレビがそう言うからでしょう。
テレビというメディアはいつも事実に基づいたメッセージを発信しているわけではない。
本書のようなメディアを通して社会を見ることも必要なのではないだろうか。
本書が絶対に正しいとは思わない。
思い込みに負けずに、自分で考えることを学びたい。

1.家庭の教育力は低下しているか。
 →歴史的考察から、「昔」より現在の方が家庭は教育力を持っている。

2.家庭の教育力低下が、青少年の凶悪犯罪の増加を生みだしている。
 →青少年の凶悪犯罪は減少している。

3.家庭の教育力を高めることが、現在求められている方向である。
 →現在は、子どもの教育への最終的責任を家族が一身に引き受けざるをえなくなっている。

家庭のしつけは推定してきているのか?/村の世界、学校の世界/「教育する家族」の登場/変容する家族としつけ―高度成長期の大変動/変わる学校像・家庭像―1970年代後半?現代/調査から読むしつけの変容/しつけはどこへ


題  名:日本人のしつけは衰退したか 「教育する家族」のゆくえ
著  者:広田照幸
発  行:講談社現代新書
発行年:1999.4

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