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2010-10-03(Sun)
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「七人の敵がいる」 加納朋子

痛快PTA小説。
子どもが小学生に行ったら、強制的にこんなドロドロしてめんどくさい無償活動に参加しないといけないなんて、暗澹とした気持ちになってしまうわ。
「子どもの安心安全で充実した学校生活」が大切なことは私もそう思うけど、だからって、平日の昼間からの会合に強制参加はムリ!

PTAにしろ、「父がサラリーマン・母が専業主婦」の家族モデルでこそ成り立つシステムです。
PTA活動の担い手は「専業主婦の母親」。
だから、両親共働きの家庭にはとってもハードルが高い。

そんな兼業主婦の事情から目をそらさずに、果敢に挑戦する陽子はとっても有能な人。
ちゃんと戦って、自分が参加できるものに作り変えていこうという気概を描いた作品と言っていいと思います。

そもそもの前提条件がちがう人たちが一緒に仕事をするわけです。
専業主婦と兼業主婦がお互いにどのように歩みよれるか、すり合わせが必要です。
にもかかわらず、「子どものために時間を惜しまないのがよい母親」的発想で押し切られてしまい、そうなると兼業主婦にはどうも荷が重い。

その辺りの事情を、いろんな視線から俯瞰してうまく描いています。
どちらの考えにも、うんうんと納得させられる。
この本によって、すり合わせが行われているようです。
本当の敵は、第6章に出てくる気持ち悪い先生だけということが分かります。
ぜひ、いろんな人に読んでみてもらいたいです。

しかし!
PTA活動や自治会活動は母親がするものと思い込んでいる父親の気持ちには、どうしたって納得できないのだった。


女は女の敵である/義母義家族も敵である/男もたいがい、敵である/当然夫も敵である/我が子だろうが敵になる/先生が敵である/会長様は敵である


題  名:七人の敵がいる
著  者:加納朋子
発  行:集英社
発行年:2010.6

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コメント

面白そう♪

「痛快PTA小説」そそられますね~。
何と言っても各章のタイトルがいいですね。みんな敵なんだ~。スゴイ!!
読んでみたいです☆

惺さん

おもしろかったです!

ほとんどみんな敵なんですよね。
言うことは言って、やるべき事はやる。
陽子さんは、まじめすぎてしんどそうだけど、かっこよかったですよ。

それにしても、PTAってめんどくさいですねぇ・・・
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