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2009-01-25(Sun)
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「猿の手」 W・W・ジェイコブズ

有栖川有栖「妃は船を沈める」を読むにあたって予習をかねて読んだ。
「猿の手」の解釈が作中でふれられているということなので、読んでおいたほうが楽しめるだろうと思いネット上で読んだ。

漠然としか内容を知らなかったので、初めてきちんと内容を知りました。

1・3つ目の願いの内容は。
2・ノックをしたのは誰か。

そういうこと?
私は読みがかなり浅いので、きっと「妃?」の中で火村さんが言うであろうような解釈はまったく出てこないとは思うけど。
火村さん(そして有栖川さん)の解釈の深さを実感するためにも、自分なりにちょびっと考えてみます。

父は、ずたずたになり原形をとどめていないような息子が家に帰ってくる、という恐怖を持ったのだと思う。父にとっては、それは息子ではなくて「死者・ゾンビ」としての存在でしかなかった。
1つ目の願いの叶い方に父は猿の手の恐ろしさを知ったのだろう。
本当に叶ってしまうかもしれない恐怖。

母にとっては、死者であろうとずたずたであろうと何であろうと、それは息子なのだから、恐怖の対象ではなかった。
だから、父が願い、ノックの音が消えたときに、母は泣き崩れたのだと思う。

父と母、どちらが息子に対する愛情が深いか?

私は、父も母も、気持ちは息子ではなく自分自身に向いていると思った。
母は、息子を亡くした自分をなぐさめるために、2つ目の願いを。
父は、恐ろしい死者を呼んでしまうかもしれない恐怖から逃れるために、3つ目の願いを。

そこには、自分たちのエゴ(言い過ぎか)のために息子が犠牲になったという反省も後悔もみられない。
ただ、自分の気持ちしか考えずに、短絡的に行動している姿があるだけだ。

火村さんの解釈を聞く(読む)のがとても楽しみです。
きっとすごいんだろうなぁ・・・


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